第一回「電気/電子の知識編 -直流・交流-」
電気と一口にいいますが、私たちの身近にある電気といえば、壁のコンセントから撮る(100V)と乾電池(1.5V)でしょう。
同じ電気でも、この二つは根本的に違っています。
電圧の違いではありません。壁のコンセントは交流であり、電池は直流なのです。
電気の種類を大きく分ければこの2種類になります。
直流とは乾電池、自動車のバッテリーのように電圧は常に一定です(消耗していなければ)。
乾電池は1.5V、自動車のバッテリーは普通は12Vです。
もっとも使っているうちに電圧は次第に低くなってきます。
これに対して交流は下の図のように時間に対して一定の周期で変動します。
家庭用交流電源の場合、静岡県浜松市より西では60Hz、東では50Hzです。
多くの電気機器(テレビ、パソコン、電話・・・)の内部回路は交流のままでは使えず、交流を直流に変換しなくてはなりません。
それだけではなく、電圧も必要に応じて変換します。
その為に使われているのが「ACアダプター」「スイッチング電源」などになります。
まとめ
種類 | 特徴 | 例 |
---|---|---|
直流(DC) | 時間が変化しても電圧は一定 | 電池 |
交流(AC) | 電圧が時間と共に変化する トランスを使って電圧を変えることができる |
家庭用電源 音声信号 電波 |
多くの機器が直流で動くのに、家庭用電源(壁のコンセントの電源)が交流なのは発電所から電気を送るのにその方が都合がいいからです。 詳しく知りたい人は、調べてみましょう。 |