
第四回「電気/電子の知識編 -コンデンサの値の読み方-」
コンデンサの値の読み方
セラミックコンデンサやフィルムコンデンサなどは、数字とアルファベットで耐圧や容量、許容誤差が
表記されているものがあります。
記号による耐圧の表記 | |||
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記号 | 電圧 | 記号 | 電圧 |
0J | 6.3V | 2A | 100V |
1A | 10V | 2C | 160V |
1C | 16V | 2D | 200V |
1D | 20V | 2E | 250V |
1E | 25V | 2V | 350V |
1V | 35V | 2G | 400V |
1H | 50V | 2W | 450V |
1J | 63V | 2J | 630V |
1K | 80V | 2K | 800V |
許容誤差(一部) |
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J:5% K:10% M:20% |
コンデンサの数字3桁表記
セラミックコンデンサなどは3桁の数字で容量が表記されています。
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抵抗と似た読み方ですが、 容量:47×100=4700pF 許容誤差:K=10% となります。 小さい容量のものだと、3桁ではなく1桁や2桁のものもあります。 「1」と表示=1×1=1pF 「22」と表示=22×1=22pF といった感じです。 |
一部タンタル電解コンデンサやフィルムコンデンサなどは耐圧の表記もされています。
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耐圧: V(1Vを省略)=35V 容量: 47×10000=470000pF=0.47μF |
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耐圧: 2E=250V 容量: 33×100000=3300000pF=3.3μF 許容誤差: K=10% |
頭で0をたくさん付けて計算し出すと覚えにくいので、
まず基準の容量を1個覚えてしまうと比較的簡単に理解できるようになります。
例えば、電子工作での登場頻度が非常に多い0.1μFは
104=0.1μF=100000pF
と覚えておきましょう。